彷徨とは精神の自由を表す。
だが、そんなものが可能かどうかはわからない。
ただの散歩であってもかまわない。
目的のない散歩。
癇癪館は遊静舘に改名する。
癇癪は無駄である。
やめた。静かに遊ぶ。
そういった男である。

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■十二月五日 No.841
『AOI/KOMACHI』の場当り、ゲネ。

もういろいろあるがめんどうだから書かない。とにかくいろいろあったのよ、あーた。

終了後、大学の近所の豆腐料理店へ。行くと麻実さんが先にいる。数人で飲む。

■十二月六日 No.842
14時、本番。

問題なし。

19時本番。

乾杯。

その後、近場の店に流れる。

小松、大酔い。太田省吾教授に髪型が変だと絡む。ひさびさの小松酔い。

帰りのタクシーでその小松と同乗する。完全に出来上がっている。歩かせろと凄んでいる。この男、酔うととにかく歩きたがる。

■十二月七日 No.843
昨晩の小松酔いが話題になっている。聞くと、加藤くんが伝説の小松酔いを体験したくて飲ませたらしい。ああ、ほんとだったんだと確認して本人はすぐに逃げたらしい。ああ、かわいそうな、小松!

14時、本番。

カーテンコールに出る。

終了!

春秋座の大駱駝鑑の『魂戯れ』を見る。いい意味でほんと、麿さんも変わらない。

帰京。

■十二月八日 No.844
新宿でお買い物して小平で能『黒塚』を見る。

寿司を食べて帰る。

■十二月九日 No.845
『バラード』の場当りにつきあう。

休憩の時間、藤原さんとコーヒーを飲む。

19時、終了。スタッフ会議。その後、勝也さんたちと近所の飲み屋で飲む。

■十二月十日 No.846
修正部分の場を当たった後、13時半、『バラード』通し稽古。

もっと台詞のテンポを上げてと要求。

18時、二回目の通し。

いい出来。

■十二月十一日 No.847
寒い。一番の寒さだという。

19時、『バラード』初日。

場内、爆笑に包まれる。よかった。アトリエで乾杯。疲れがどっとでる。飲み屋にいく体力はなく、いろいろなことを噛み締めて新宿で台湾料理を食べる。

■十二月十二日 No.848
14時、『バラード』。文学座会員のお客さん多し。年配の女性多し。おばはんたちが大いに笑ってくれているのでほんとうれしかった。

終演後、新宿の電気街でテレビを買って帰る。しみじみおでん食べる。

『独身3!!』の佐藤仁美がいい。

田村亮子の結婚式はあれでいいのか、まあいいけど。

■十二月十三日 No.849
休み。洗濯なんぞする。
■十二月十四日

No.850

アトリエへ。14時開演。その後交流会のアフタートーク。

劇作家協会の新人戯曲の公開審査の司会をするために紀伊国屋ホールへ。清水さんがNGのため司会と審査員を兼ねることになっている。

休憩の時間、フセイン拘束の報を聞く。

帰宅して拘束されたフセインの映像を見る。本人もほっとしていることだろう。

それにしても曙の大晦日のサップ戦、「若貴にみにきてもらいたい」には笑った。それにしても忙しい大晦日になりそうだ。

それと映画の宣伝の「大いに泣いてください!」ってコピーでほんとに泣くやつってよく考えるとバカみたいじゃねーか。

『新潮』誌上の島田・福田戦はまだ続いている。先月までは島田有利とみたが、福田も負けてはいない。いや今はやや福田リードだ。福田の理論はつまんなかったものをなぜつまらないといってはいけないのかということだ。

でも島田の小説ってそもそも前からつまらないものだったんじゃないか。

でもふたりとも仲がよさそうでうらやましいな。

■十二月某日 No.851
京都へ。

四条で本をどしどし買う。

アトリエ劇研でサラ・ケインにつていのシンポ。その後私のひとりリーディング。コンナコトヤルモンジャナイ。とにかく場内寒くて口はまわらないし、客はたいしていねえでさんざんだよ。自分の役者としての技量に疑問を覚える。

寒々とホテルに帰る。

■十二月某日 No.852
午前中、京都で会議。

馴染の芸妓およしと縄手通りの甘味処であんみつを食べる。

およし、「だんはん、わてを東京につれていってくれないまし」と泣くのを、

バカヤローとなだめる。

およしは、こうなったからには瀬戸内寂聴に相談するという。

■十二月某日 No.853
新宿で来年のことで打ち合わせ。

その後、アトリエへ。

■十二月某日

No.854

終日、ふぬけのようにして過ごす。

テレビをつけると『白い巨塔』の総集編をやっている。見るとけっこうはまる。ベタなストーリー、キャラクターがいい。キャスティングがみんなはまっている。石坂浩二ってちゃんと演技するんだな。かつての太地喜和子の役を黒木瞳がやっているが、これもなかなかはまっている。『ER』と比べてみても興味深い。なるほど日本のテレビドラマで病院ネタというと、やはり『白い巨塔』にたどりつくということだ。

夕刻、遊静館近くの飲み屋にいくと医者のAがいる。

「工藤静香の子供ってうらやましいなあ」とA。

「なんで?」

「だって毎日、工藤静香とキムタクに会えるんだもんなあ」とA。

わたし、コメントなし。

ラジオを聞いていたらギョッとした。

番組のアナウンサーが同僚Nアナウンサーのことで、「近くの奥さんとラブホにいくのが楽しみ」だとか言う。こんなことばらしていいのかと思っていると、聞き役のアナウンサーも驚いたらしく、ええっ!と聞き返すと、「奥さんと近くのラブホにいくのが楽しみ」の言い間違いだった。全然意味が違ってしまう。気をつけないとね。

■十二月二十二日 No.855
誕生日。44歳なり。

お祝いのメール、数通もらう。

早稲田の穴八幡、冬至祭りに赴き、柚子を買う。

中野のブロードウェイを歩いていると、前方より豹柄のコートに高下駄というスタイルでからからと音立てて来る山田山子を発見し、あわくって隠れようとするが、遅く、青葉でラーメン食べるのをつき合わされる。山子、特製中華そばを二杯食べる。その後、喫茶店でコーヒーを飲む。

「あんた今年がんばったわね。あたしのおかげね。コーヒーおごるわよ」

山子が居眠りを始めたのをみはからって逃げる。

うちでシャンパンを空ける。

■十二月二十三日 No.856
『バラード』千秋楽。アトリエへ。

渡辺えり子が来ていたので少し話す。

打ち上げ。いろいろな人間模様が見られておもしろいったらありゃしない。

これで名実ともに仕事納め。

■十二月某日 No.857
マルシアと義丹の離婚問題で案の定唐氏登場。

「大どんでん返しが起きると思っている。修復に尽くしたい」

「破局が決定的だとは思っていない。サイコロを振ってみたい」

さすが、大ダンナ!どんなサイコロが振られるのか、お手並み拝見!

『笑っていいとも』の年末スペシャルの物真似歌合戦は毎年のことながら、くだらない。

石原良純が石原慎太郎の格好して似ているに決まっているだろっ。

■十二月某日

No.858

大掃除。

掃除の最中買ってあった岸田森についての本を読み出したところ、没頭してしまう。ずっと気になっていた俳優でこの本でやっと色々な謎が解けた。岸田国士と親戚だなんてことはこれで始めて知った。樹木希林が最初の結婚相手で次が三田和代というだけでもただものではない。存命していたら絶対一緒に仕事をしたかった。

そういうわけで、掃除が途中で投げ出される。

■十二月某日

No.859

そういうわけで掃除の続き。途中でほんと嫌になる。
■十二月某日

No.860

三池崇史の映画三本見る。うーむ、なるほどね。おもしろいけどね、おこちゃま向きね。

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