川村毅<神なき国の夜>三部作 2004-2008

日本芸術文化振興会 舞台芸術振興事業

<神なき国の夜>V『ワニの涙』

2008年3月6日(木)−16日(日)シアタートラム/世田谷パブリックシアター提携公演

作・演出:川村毅
出演:手塚とおる、根岸季衣、笠木誠、伊澤勉、市川梢、岡田めぐみ、中村崇
伊藤克(東京演劇アンサンブル)、川村毅
(声の出演)
ルー大柴、小林勝也、飯尾和樹(ずん)

美術:島 次郎 照明:小笠原 純(ファクター) 音響:原島正治(囃組) 衣裳:伊藤かよみ
演出助手:小松主税  舞台監督:村田 明(クロスオーバー)
演奏提供:安田裕美 「ワニの涙」作曲:桑原理未  
宣伝美術:マッチアンドカンパニー 宣伝写真 須藤秀之 舞台写真:宮内勝
制作:金子ちひろ、山下佳奈子 製作:平井佳子/ティーファクトリー

公演日時

3/6(木)19:00 プレビュー
3/7(金)〜3/16(日)
平日19:00・水曜15:00有/土曜14:00と18:00/日曜15:00/月曜休演

☆ポストトーク
3/11(火)19:00 川村毅+手塚とおる+
町口覚(アートディレクター)http://www.matchandcompany.com
3/12(水)15:00 川村毅+根岸季衣+
桑原理未(「ワニの涙」オリジナルナンバー作曲者)http://home.catv.ne.jp/pp/toshie/

読売新聞Online

産経ニュース

料金・全席指定

一般 \5000     プレビュー公演 \4000    
学生割引 \3500(主催のみ取扱)

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電子チケットぴあ tel. 0570-02-9999(Pコード382-245)http://pia.jp/t/

前売り開始  1月19日(土)

story

東京だと思われるが、荒廃とした街。
現在だと思われるが、どこか曖昧な時。
大人気のDJのラジオ番組はいつも唐突に始まる。
それは不法ラジオ局。
今日も待ちかねていたリスナーたちは、次々と電話をかけてくる。
それは殺人の予告であったり、自殺の実況中継であったり…。

そのDJは夜の世界で生きていた。
盲目なのだ。
何故彼は盲目なのか。

執拗にDJを追い続ける女。
彼女の目的は…? 

DJは次第にカリスマ、神のように持ち上げられていく。
その行く末は…

戯曲「ワニの涙」掲載 小学館『せりふの時代』2008年春号

<神なき国の夜>U『フクロウの賭け』

2006年2月9日(木)−19日(日)シアタートラム/世田谷パブリックシアター提携公演

作・演出:川村 毅
出演:手塚とおる、高橋かおり、飯尾和樹(ずん)、
伊澤 勉、笠木 誠/江守 徹

story

東京郊外、初老の男(江守徹)が営むペットショップがある。フクロウを中心にした鳥屋だ。男はそこで静かに長年一人暮らしをしている。
近所付き合いもなく、外界と遮断した生活をしているので、男の素性や過去を知る者はいない。出入りするフクロウの餌屋(飯尾和樹)が唯一付き合いのある他人だ。
マンションのオーナーの息子(伊澤勉)から文句を言われても男は耳を貸さない。
男は離婚しているらしく、時々次男(笠木誠)が心配してやってくる。

フクロウ屋の店主は眠れぬ夜、音楽を聞きながら過ごす。それはかつて15歳だった長男が好きだった曲だ。長男は見知らぬ少年グループのリンチにあって殺されていた。
2Fに越してきた夫婦(手塚とおる・高橋かおり)の夫は今日も誰かが覗いているといって聞かない。そうしてこの夫婦はまだ短い結婚生活を転々と暮らしてきたのだった。

人間の記憶とは絶対のものなのか?
記憶の再編集とは可能か?

現在東京に生きる人間たちの愛と憎しみ、被害者と加害者の永遠の心の痛みとを、描く悲劇・一幕。

舞台写真

戯曲「フクロウの賭け」掲載 小学館『せりふの時代』2006年冬号Vol.38

<神なき国の夜>T『クリオネ』

2005年2月3−13日 ザ・スズナリ/18−20日 大阪・精華小劇場

作・演出:川村 毅
出演:手塚とおる、宮本裕子、外村史郎(文学座)、
伊澤 勉、笠木誠/ルー大柴

story

かつて同級生だった、放浪癖のある映画監督・国仲(ルー大柴)に、発覚しなかった自分の過去の殺人事件を映画にしないかと持ちかける首塔(手塚とおる)。
本当にその犯罪は行われたのか? 死体は一体どこにあるのか? 二人に翻弄される、神経症のシナリオライター・真城(外村史郎)、謎のプロデューサー・安西(笠木誠)、帰国子女で日本に馴染めない国仲の恋人・白崎(宮本裕子)、かつて映画のモデルにされた犯罪者の男(伊澤勉)。それぞれの意識、感情、記憶が交錯し、ストーリーは二転三転、思わぬ結末へと向かっていきます。

…どこか病んだ登場人物達が織り成す、真実と嘘を巡るサスペンス、現在東京に生きる40代の人々の痛みを描くブラック・コメディ?!

舞台写真

世田谷パブリックシアター★ドラマ・リーディング22『クリオネ』第一幕
2004年12月4日(土)&5日(日)シアタートラム

新作戯曲を立ち上げるワークショップ「クリオネ 第一幕・第一稿」
2004年5月サイスタジオコモネBスタジオ

戯曲「クリオネ」掲載 小学館『せりふの時代』2005年春号Vol.35

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