SAI STUDIO Weekend Theater #3

「クリオネ 第一幕・第一稿」公演3週目レポート

5月21日 -23日

公演は佳境を迎え、いよいよ3週目。

『クリオネ 第一幕 第一稿』というひとつの作品は、3チーム3様にそれぞれ変化を遂げ、サイスタジオは、ますます熱気を帯びています。

悩殺! 男性ファン必見! 第三エロチカのアイドルに突撃取材敢行!

ずっと気になっていた。
稽古場で異彩を放つ魅力的な二人の女性がいる。
文学座の女性陣の凛々しさ、日芸の女性陣の初々しさとは一味違う妖艶な魅力。
第三エロチカの女優、ほりゆりさんとレシャード真す美さんだ。
ずっと気になっている。
彼女達から放たれる台詞には、なにが潜んであるのだろうと。
もしかして、それはただのまやかしかもしれない。
でも、そこにはきっと「ある」はずだと思う。
いや、願う。

インタビューを試みた。
質問事項はわざと用意しなかった。
なんてたってアイドル。爆弾発言よろしく。
目の前には公演3週目を終えたばかりの2人がいた。


(SE カメラのフラッシュ音)

レシャード真す美(以下「レシャ」)

なに勝手に撮ってるの?

―― 取材です。

 

ほりゆり(以下「ほり」)

なんで?

―― 対談してください。

(SE テープレコーダーをいれる)

ほり どうする?
レシャ 私は、大丈夫。『クリオネ』でしょ?
―― はい。
レシャ ねぇ、灰皿とってきてくれない?
―― すみません。気が利かなくて。

(SE インタビュアー、走り去る)

※ 以下の会話はテープレコーダーの記録に残っていたものです。

ほり なに話すんだろう?
レシャ 演技とかについてかな。「役作り」とか。
ほり 「役作り」って裏目にでる時、あるよね。私、昨日稽古場で川村さんから「あざとい」って言われちゃった。
レシャ 私も、そんな感じの事、言われた。でも、なっちゃうよね。
ほり これだけメンバー混成してると、みんな一緒じゃマズイよね。
レシャ でしょ。
ほり でも、そんな事、インタビューで言えないよね・・・
レシャ 「台本に忠実」って言えばいいんじゃない?
ほり いや、「台本をどう成立させるか考えてます」って、これどうよ?
レシャ かっこいい!
ほり 他になに話す?
レシャ ほら、「自分の役をなにに例えますか?」とか、ありそうじゃない?
ほり ありそう。私は・・・綿菓子。
レシャ どうして?
ほり こういうのって、なんとなく答えればいいんだって。突き詰めちゃうと面白くないでしょ。
レシャ じゃあ、私は・・・硝子細工。
ほり おぉ。
レシャ いい感じでしょ?
ほり うん。あ、煙草一本もらえる?
レシャ いいよ。
ほり あのこ、戻ってこないね。

・・・・・・・・・・
本当のインタビューは平板だったので割愛させていただきました。
お疲れ様でした。ありがとうございました。

第三エロチカ公演8月には、サラ・ケイン作『crave〜渇望〜』も待機中!

いよいよ残り1週だけとなりました。
『クリオネ 第一幕 第一稿』での2人は要チェックです。(Cチーム出演)
お席の方も残り僅かになっております。
待ちきれないあなたも、別に待ってないあなたも。
さぁ、劇場へ!

日芸チーム、青木君と水野さん。二人は今日で千秋楽。
イッパイ稽古しましたね!  お疲れさまでしたー!

T factory TOP

Home

©2002-2004,Tfactory Inc. All Rights Reserved